自由設計の「失敗メモ」をまとめました。
自由設計や注文住宅など間取りを自由に決められる自由設計が流行っています。価格も建売と大きく変わらない場合もあります。ただ、自分で設計できる半面、実際に家が出来上がってみると・・・「あれ?イメージと違う!」後で後悔をしないために、注文住宅・自由設計にすると決めたら、まずはこれだけは見ておけば良いと思うことをまとめました。
失敗ジャンルをお選びください <メインはこちら>
●内装具の高さやコンセント・スイッチ類の場所などに困ったら「一般的にはどんなかんじなんでしょう?」と聞いてみる事が大切。
●業者は経験が豊富なので、わからなかったり少しでも不安があったら迷わずに質問を。
とにかく聞きたいことをまとめておいて、打ち合わせの時に解決していこう!
はじめて自由設計・注文住宅をする場合、必ず迷ったり疑問な事があると思います。
そんな時は、建築会社の技術スタッフに聞いてみましょう。
「コンセントの高さはどのぐらいがよいですか?」・・・「ポット用ならば、この高さがいいですよ」
「照明のスイッチの場所は」・・・「ここにまとめると、外出時の消灯が楽」
「180cmの人が歩いても階段にぶつからないですか?」(スキップフロア・階段と収納スペースの共有など)・・・「少し天井をあげましょう」
「正直、この窓はあった方が良いですか?」・・・「耐震上、ない方が良い」
「この間取りだと、冬、寒くないですか?」・・・「窓のグレードをここだけあげましょう」
「夏、暑くないですか?」・・・・「ウレタンフォームなので暑くなりにくいですよ」
「お湯がすぐに暖かくなりますか?」・・・「お風呂と台所と給湯器を近くにします?」
「この窓、掃除はどうすればよいですか?」・・・「外して掃除できますよ」
「この天井にプロペラファンをつけられますか?」・・・「天井に裏地が要りますね」
「ここにも将来テレビを置きたいのですが」・・・「テレビ配線を追加しましょう」
「ネットを使うのでここにLANを出したい」・・・「LAN配線をしましょう」
「ひかりインターネットの装置はどこにおくのがよいですか?」・・・「2階から引き込んで、この部屋に設置しますか」
「この壁に絵画をかざりたいのですが?」・・・「裏地をつけましょう」
聞かずに設計を進めると、手戻りが大きくなったり、耐震上課題があったり、寒すぎたり・暑いすぎたり、実現できなかったり、
テレビがおけなかったり、天井に頭をぶつけたり、暖かいお湯がなかなか出なかったり、ネットやひかり電話の装置を置く場所がなかったり、絵画の額をつけられなかったり・・・
少しでも疑問がでれば、業者に聞きましょう。
隣の家の間取りを考えて設計する必要がある
リビングが丸見えだったり、生活音が気になったり・・・設計の時にちゃんと考えておかないと、本当に生活がしんどくなるよ
自分の家の間取りばかり考えて、いざ住んでみると、隣家とリビング同士が丸見えでびっくり!なんてこともあります。
例えば、洗濯干し場が隣家のリビングから丸見え、テレビの音がご近所に響き渡る、エアコンの排気風や振動でご近所に迷惑をかける、自動車の排気ガスが洗濯物を直撃する、車の出し入れが大変、夜に照明をつけると丸見えになる、など。
あらかじめ周囲の家の間取りを確認した上で、必ず設計しましょう。まだ隣家が建っていない場合でも、建ったことを想定して間取りを考えましょう。
隣家との間に窓をつけたい場合は、型板ガラスを採用したり、部屋の高い場所に窓をつけるなど工夫した方が良いです。
●隣家の間取り把握しておこう! ●隣家方面には窓をつくらなかったり、型板ガラス(すりガラス)にしたり、窓の場所を工夫する、など ●家のエアコンや車が隣家に迷惑にならないよう、配置も考えておく |
交通量の多い道路側は排ガスに注意
・ | 1階と2階の面積バランスを考えよう |
1階がリビング・キッチン・ダイニング、2階が子供部屋の場合、普段は1階に居ることが多くなります。
建物の坪単価が1階も2階も同じ場合、1階を広くとることをお勧めします。よく使う空間を広くとりましょう。
・ | 耐震性確保のためには、柱を1F・2Fで同じ場所に |
1階と2階でレイアウトが異なることが多いと思いますが、耐震性を確保するためには、柱が1F・2Fとも同じ場所になるように設計することが重要です。
また1Fの壁と2階の壁の場所もあわせておくことで、耐震性が向上します。
なお、1Fの壁には「下地」を多めにつけることで、壁の強度が増加します。
追加の下地で1面あたり数万円の追加費用が発生します。
・ | 家の中にのためには、柱を1F・2Fで同じ場所に |
1階と2階でレイアウトが異なることが多いと思いますが、耐震性を確保するためには、柱を1F・2Fとも同じ場所になるように設計することが重要です。
また1Fの壁と2階の壁の場所も併せておくことで、耐震性が向上します。
イラスト:素材good(https://sozai-good.com)