失敗メモ【】編

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【外構・庭】

外構編

実際に住んでから外構を考える方が良い

家の設計と外構の設計を同時にするのは結構大変です。それは住んでいない状態で外構を設計することは、なかなかイメージできないためです。さらに、実際に住んでみると、こんなんじゃなかった・・・とうことが多いのが外構です。一度コンクリートを張ってしまうと容易に割ることもできないし・・・。

また、業者にもよりますが、一般的に住宅建設業者が外構を行うと、その分のマージンを取られるので、直接外構専門業者に委託するよりも高くなります。(20〜50%程度)

急がないのならば、外構は基本的な配置やイメージまでに留めておき、詳細は家ができてからでもよいです。実際に住んで、使い勝手や周囲とのデザインを考えてから外構を設計する方が良いです。

住んでみないと解らないのは、例えば周囲の目線や自動車などからの塀の高さ、降雨時の水はけ、隣家の窓の位置関係、隣家のエアコンからの音、駐車場の出しれのしやすさなどです。

散水栓、下水・雨水、水道メータ、電気照明、屋外コンセントの場所は慎重に

後で外構をする場合に注意するのは、散水栓・下水・雨水・水道メータなどの水回り、屋外用の電源コンセントや屋外用の照明など電気まわり、ガスのメータなどのガス周りの場所です。後で動かすと費用がかかります。そのため、建物の設計時に、外構のイメージを考えておくことはとても重要です。

・どこに蛇口を出したいか?

・どこに電源を出したいか?

・門灯や植物へのスポットライトはどうするか?

・水道の検針時はどうするか?(門を入らずに検針できるか)

・ガスの検針時はどうするか?(門を入らずに検針できるか)

外構の業者は住宅建築業者と別でも良い

家の建築と、外構は業者が別でもコスト的には大きく変わりません。家の建築と外構の業者は別なので、住宅建設と切り離して考えるほうがよいです。

しかも、相見積もりを取って比較することで、コストをさらに抑えることができます。外構は2社以上の相見積もりは必須です。意外と価格が違ったり、使用部材や完成イメージが違ってきます。

庭(芝生)編

芝生は難しい

きれいな芝が広がるイメージの通りにすることは意外と難しいです。一部だけ成長したり、一部だけ生えなかったり、雑草が生えてきたり、均等に生やすことは難しいです。また日々の手入れが必要となってきます。

人工芝は、レンガやブロックで挟むと違和感が少ない

人工芝を植える場合は、レンガやブロックで挟むと、人工芝部分が周囲と溶け込みます。可能ならば波打つような配置のレンガなどに合わせてカットすることで、人工芝がより違和感なく景色に溶け込みます。

 

庭(植木)編

木を植えるときは隣家と「かなり」離そう

木は思っている以上に成長が早く、大きくなります。

かなり隣家と離して植えても、枝が入ってしまい、迷惑をかけることも!

どうしても木を植えたいときは、隣家と十分に離しておきましょう。

また、虫なども付くため、毎年、まめに剪定や消毒などの世話をするようにしましょう!

木を植えるときは下水管からかなり離そう

木を植えるときは、下水管の場所をあらかじめ確認しておきましょう。

下水管に近いと、木の根が下水管に侵入し、下水管が詰まってしまうことがよくあります。

木を植えるときは、「近所と同じ種類の木」を選ぶのもよい

木の種類にこだわりがない場合は、近所と同じ種類の木を植えることで、家のトーンが周囲の家のトーンと合わさってきます。

 

また、それ以外にも、強風の時には、葉っぱは飛んだり落ちたりします。

周辺の家のと同じ種類の木にしておくことで、落ち葉が目立ちにくくなります。

 

これは意外と使えるテクニックです。

虫が付きにくい植木は?!

実際に植えてみて、虫が付きにくくて、多くの家に植えられている植木は「シマトリネコ」(シマノトネリコ)です。

成長も早く、葉の形状も独特です。この木を植えることで、家全体のイメージも変えることができます。

注意点は、成長が早いこと(メリットと同じですが・・・)です。

まめに剪定をしないと、巨大化してしまいます。

また、比較的、風で葉が飛びやすいので、掃除も頻繁にする必要があります。

そのため、風で葉が飛んでいきにくい場所や、隣家と距離を離れて植えたほうがいいでしょう。

生垣に適している木は?!

生垣に適している木は「レッドロビン」(紅かなめ)です。

 

春には、赤色の新芽が茂り、雰囲気が一転します。

 

成長が早く、年間葉をつけている「ゆずり葉」タイプです。落葉の心配も少ない木です。

はじめはスカスカでも、数年経てば葉がみっちりになります。

剪定に強い木です。しかも、多少めちゃな選定をしても丈夫な木なので、自分で剪定できます。

逆に、選定をしなければ、すぐに成長するので手が付けられなくなるので注意が必要です。

 

上へ上へと伸びていき、下がスカスカになることがあるので、高さを制える場合は、上側の剪定を強めにしましょう。

 

甘い蜜を出すので、カナブンや蜂が寄って来やすくなります。

果実をつける木の注意点

果実をつける木は、毛虫が寄ってきやすいので注意が必要です。特に桜や桃、梅など柔らかい葉をつける植物には、注意が必要です。

なお、柑橘類はアゲハ蝶が寄ってきます。きれいな蝶を寄せたいときは柑橘類を植えてみましょう。

「イラガ」は危険?「チャドクガ」にも注意。

比較的どんな木にもつきやすく、危険な毛虫は「イラガ」の幼虫です。明るいグリーンの小さな虫です。

この虫、間違って触れてしまうと、毒ばりが刺さり、かなりしびれます。

特に7〜9月に、葉の裏にいるときがあります。とにかく触れないように注意しましょう。

また、チャドクガも葉っぱによくつく毛虫です。こちらも触らないように注意しましょう。

「枯れ葉」を集めておけるスペースを確保しておくとよい

木を植えるときは、枯れ葉や落ち葉を集めておける場所を作っておくことも便利です。

風で飛んでいかないような場所にしましょう。時間がたつと、腐葉土となり肥料にもなります。

 


※イラスト:素材good(https://sozai-good.com)