失敗メモ【土地・場所選び】編

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【窓・ドア・サッシ】

<窓>


窓のサイズの見方

窓のサイズのは表示ルールがあり、横幅●●● 高さ△△△の組み合わせで書かれています。

横幅が3桁、高さが2〜3桁の数字で表します。

例えば、

・16509 の場合、横幅(内法) 165cm, 高さ(内法) 90cm となります。

・16520 の場合、横幅(内法) 165cm, 高さ(内法) 200cm となります。

・02607 の場合、横幅(内法) 26cm, 高さ(内法) 70cm となります。

このサイズは、内法のサイズなので、窓自体の大きさは少し大きくなり、

・16509 の場合、W=169cm, H=97cm となります。

・16520 の場合、W=169cm, H=203cm となります。

・02607 の場合、W=30cm, H=77cm となります。

例えば、

02618 の場合、横幅26cm×高さ180cmの細長い窓になります。

021018の場合、横幅21cm×縦18cm の正方形に近いような小窓となります。


窓の大きさは必ずショールームで見て確認

実際に見てみると、イメージしていた雰囲気と違う!?

窓の大きさは必ずショールームで確認しましょう。

思い描いていたイメージと実際の寸法(大きさ)が異なる場合が多いと思います。

気に入った窓は必ずサイズや型番を控えておきましょう。


窓は同じシリーズであわせておきましょう

あれ?窓がちょっと違う?!

窓の形状は、同じメーカーでもシリーズが違えば変わってきます。

特に横に並べるような窓の場合、おなじシリーズで合わせておきましょう。

もちろん、色も形も同じ方が良いです。

違うシリーズの窓やサッシが混ざると、見た目に違和感が生じます。


窓は断熱効果を下げるので利用場所に注意する

特に寝室の窓の配置には気を付けた方がいいかも?

特に冬は窓から冷気が入ってきます。北向きで大きな窓を設置する場合、断熱性能の高い窓を選択することをお勧めします。

寝室などには、冬に、窓やサッシから冷気が入って来ないよう、断熱性能の高い樹脂サッシなどを採用するなど、工夫した方がいいかもしれません。


窓を減らすと、安くなって、地震にも強くなる。

窓の部分には壁がつくれないので、

窓の部分は穴が開きます。その分、建物の強度に影響を及ぼします。

1階の窓は、建物全体の強度に影響するため、窓を減らすという案もあります。

耐震設計上、横に長い窓の設置が難しい場合もあります。

 


窓から排ガスが入ってこないように


窓・戸を減らすと、外出時の施錠確認が楽になる

意外と、日々の鍵の確認って大変・・・

外出時には窓・戸の施錠確認が重要です。

施錠が必要な窓や出入りできる戸の数を絞ることで、施錠確認の手間を減らすことができます。

幅が狭くて人が通れない幅のスリット型の窓や、開け閉めできないFIX窓、勝手口を作らないなど、

人が出入りできる大きさで、開けることができる窓・戸の数・場所を工夫することで、日々の生活が楽になります。

 


開かない窓(FIX窓)は安くて、防犯にも有効で、寒さ・暑さに強い

FIX窓をいかにうまく使うかがポイント

いわゆる「はめごろし」の窓、FIX窓は価格がかなり安く設定されています。

窓の予算に上限がある場合、FIX窓を活用しましょう。コストダウンできます。

FIX窓は明るさを確保をしっつ、窓が開かないので防犯に有効です。また窓が開かないので寒さ・暑さにも強いです。

本当に「その窓」は開く必要があるか、その窓の目的を今一度考えてみるとよいでしょう。

 


20センチ幅のスリット窓は防犯に有効

スリット窓は複数等間隔で並べると見栄えもいい

人間が通れない幅の窓は、窓は防犯対策に有効です。鍵を閉め忘れたり、開けっ放しでも安心です。また幅が狭くて長い窓はデザイン性もありますので、うまく多用すると良いでしょう。

 


窓の仕切り価格は、定価の40〜50%

どれぐらい業者が利益を取っているかをしれっと知っておこう

サッシのカタログに定価が書いてある場合、仕切り価格(業者の仕入れ値)はその約40%程度。高い価格を提示してきた場合は、その業者の利益が入っています。

 


少し高くても熱を伝えにくいサッシが良い

住んで気づく、サッシの違い

家を建築した後、サッシを交換することはまずないので、予算に余裕があれば、高いグレードのサッシを選択しておいたほうが、夏の暑さ・冬の寒さの影響を受けにくいのでお勧めです。ちなみに2枚ペアガラスの窓は今では標準です。特に理由が無い限り2枚ペアガラスにしましょう。

 


最近の窓は熱を通さないので南向きでも暑くなりすぎない

南向きの窓でも、遮熱タイプの窓だと涼しい!

最近では、遮熱タイプのガラスが標準的に使われています。Low-Eガラスなどと呼ばれています。窓の外側に金属膜をコーティングがされているので、外の熱や赤外線・紫外線が入りにくい特徴があります。

また家の中の熱も反射するので、冬も家の中の熱が逃げにくい特徴があります。

 


防火地域・準防火地域でも防火戸にしなくても良い窓がある

建設会社でも気づかないときがある

防火地域・準防火地域に指定されている地域は、駅近くや再開発地域などに多く、建ぺい率が高く設定されているなどのメリットがありますが、「防火戸」を使用する必要があります。この防火戸は、通常のサッシよりも値段が倍以上します。そのため、気を付けて設計をしないと、サッシの費用が膨れ上がる場合があります。

しかし、防火地域・準防火地域の場合、すべての窓・ドアに防火戸を使用しなければいけないかといえば、そうではありません。

<1F> 隣家との境界線、または、道路の中心から3mより近い距離にある部分

<2F以上> 隣家との境界線、または、道路の中心から5mより近い距離にある部分

のみが防火戸の対象となります。それ以外の所は通常のサッシが利用できます。うまくデザインすることで、防火戸が必要な個所を減らすことが可能です。 特に角家の場合は、該当しない場所が増えるため、コスト面でメリットがあります。

赤色の網掛部分の窓・ドアは防火戸にする必要があります。それ以外の個所は通常の窓・ドアで構いません。

なお、建築業者の設計者がこの条件を認識していないこともありますので、間違っていれば指摘しましょう。

 


防火戸は通常の窓の2倍の価格

防火戸は値段が高い分、性能も良いのです

一般的に、防火戸は、通常の窓の2倍の値段と言われています。

防火性を高める反面、費用も高くなるため、予算が厳しい場合は必要最低限の場所だけに防火戸(窓)を設置する方がよいでしょう。

防火戸の設置要件から、間取りを工夫して、防火戸(窓)が極力要らないように設計することも大切です。

なお、防火戸は遮熱性などでスペックが高い場合が多いので、普段生活で使用する部屋で使用することで生活が快適になります。

 

<デザイン>


窓に格子を入れると一気に洋風イメージに変わる

窓の中に枠が入った洋風の窓は「格子入り」の窓と言います

窓ガラスの中側にフレームを入れることもできます。「格子入」と指定します。基本的にオプションです。格子の割数も指定できます。

窓ガラスにフレームが入ることで、洋風な窓となり、雰囲気が一気に変わります。

例:

https://www.ykkap.co.jp/products/window/glass/lattice/


窓のデザインで家が決まる

同じ大きさの窓を複数、等間隔で設置することがポイント

おしゃれなデザインの家にしたい場合、窓の形状と場所が肝になってきます。

・窓の形・色をそろえ、同じ形状の窓を等間隔で複数配置する。

 縦長の窓(横:縦=1:2以上)、または正方形のまどを複数配置すると雰囲気が変わります。

・窓は「FIX」「片開き窓」「縦滑り出し窓」を選びます。

・片引き窓・引き違い窓(いわいる昔からある「窓」)はできるだけ使わないようにします。

・洋風にする場合は、格子入りの窓も検討します。


 

 

<勝手口>


勝手口は外出時に鍵チェックが一つ増えるので注意

勝手口、本当に必要か考えてみるのも良い

勝手口は便利ですが、外出時の鍵のチェックをするポイントが増えてしまいます。

勝手口が無いことを前提にした家の設計をすることで、日々の施錠チェックの手間を減らすことが可能です。

もちろん、コスト削減にもつながります。

 


 

<防犯>


窓で防犯対策

小さな窓は、中から外の様子が見えるので、防犯にも役立ちます。

窓がない死角になる場所をできるだけ作らないことも大切です。

ミラーフィルムを貼ることで、昼間に外から中から見えないようにすることもできます。

 


窓越しで防犯カメラ監視をする場合の注意点

窓越しで防犯カメラを設置する場合、赤外線を反射するタイプでは、赤外線がガラスで反射するので、夜間の赤外線による監視ができなくなります。

また遮熱タイプのガラスなど、窓に金属膜のコーティングがされているガラスの場合、反射してうまく監視できない場合があります。

窓越しで監視カメラを設置する窓には、特殊な加工をされていないガラスを選択する必要があります。

 

 

 

イラスト:素材good(https://sozai-good.com)