*本ページに記載の金額例は、2014年4月の消費税増税前の金額例です。ご注意ください。
200キロを超えて、東京の都区内ゾーンに含まれる切符を買った場合、「東京都区内」切符が発行されます。 この切符、東京都区内に含まれる駅では途中下車できない、料金は東京駅までの料金で "みなされる" など、普通の切符とはちょっと異なっています。
この東京都区内切符をうまく活用することで、運賃を安くすることができるのです。ご紹介します。
*東京都区内に含まれない東京近郊の駅に行く場合であっても、あえて「東京都区内切符」を買って、出口にある精算機で精算するほうが、直接目的地までの切符を買うよりも安くなる事象が発生します。
こんなケースです。
これは、[発駅]〜(東京都区内を経由)〜[目的地駅(東京都区内の外)] という経路の時に発生します。
お得となる具体的な事例を見てみましょう。
◆大阪市内 → 国分寺 の場合 大阪市内→国分寺間の乗車券= 9,030円 でも、大阪市内→東京都区内=乗車券8,510円を持って、国分寺駅の精算機へ入れると・・・・追加料金は210円なのです。 つまり、8510 + 210 = 8,720円となります。大阪市内→国分寺間の切符を買うよりも、東京都区内までの切符を買って、国分寺駅の精算機で精算して出る方が310円も得になります。 |
◆大阪市内 → 三鷹 の場合 大阪市内→三鷹の乗車券=8,720円 でも、大阪市内→東京都区内=乗車券8,510円を持って、三鷹駅の精算機へ入れると・・・・追加料金は150円なのです。 つまり、8510 +150 =8,660円となります。大阪市内→三鷹間の切符を買うよりも、東京都区内までの切符を買って、三鷹駅の精算機で精算して出る方が60円得になります。 |
◆新潟 → 川崎 の場合 新潟→川崎の乗車券=6,090円 でも、新潟→東京都区内=乗車券5,460円を持って、川崎駅の精算機へ入れると・・・・追加料金は150円なのです。 つまり、5,460 +150 =5,610円となります。新潟→川崎間の切符を買うよりも、東京都区内までの切符を買って、川崎駅の精算機で精算して出る方が480円得になります。 |
東京駅を経由して都区内の外の駅へ行く場合は、とりあえず、「東京都区内」の切符を買って、出口で精算をする、という行動をすれば、概ね安くなると思っておいて良いです。
路線 | 東京都区内の端の駅 (入り口駅) |
都区内でない隣の駅 |
東北・京浜東北 | 赤羽 | 川口 |
埼京線 | 浮間舟渡 | 戸田公園 |
中央線 | 西荻窪 | 吉祥寺 |
横須賀線 | 西大井 | 武蔵小杉 |
京浜東北線 | 蒲田 | 川崎 |
京葉線 | 葛西臨海公園 | 舞浜 |
総武快速線 | 小岩 | 市川 |
常磐線 | 金町 | 松戸 |
◆ちなみに、東京近郊から出発する場合は、
@「発駅→東京都区内の端の駅」 と 「東京都区内→目的地」の切符を持っておく
または、
A「東京都区内→目的地」の切符をあらかじめ持っておいて、発駅からは、Suicaで入り、新幹線の乗り換え改札で、切符を入れてから Suiceをタッチします。(順番を間違えないように)
そうすると、自動的に新幹線の乗り換え改札で、東京都区内の端の駅(入り口駅)までの料金がSuicaから引き落とされます。
次に、今回のケースとは正反対、「東京都区内切符を買わない方がお得になるケース」について、ご紹介します。⇒ 次へ