超簡単!サイネージの操作運用方法メモ


お手軽な定番のデジタルサイネージサービスとしては「ひかりサイネージ」簡単な運用で有名ですが、それでも、サイネージの運用は慣れるまでは難しいもの。

そこで一番簡単な使い方である「プレイリスト」の順にループ再生する表示の手順と、少し複雑な運用の方法をまとめてみました。

 

・・・と思いましたが、最近、分かりやすい操作方法の動画が公開されていたので、そちらを見るほうが分かりやすいです。 

動画による操作方法の説明

 

以下は、動画が公開される前に作成した文書です。参考になれば・・・

繰り返し再生だけの簡単なサイネージ

以下は、コンテンツを登録して、プレイリストを作って、サイネージに配信する(時間がたてば勝手に繰り返し再生)までの流れです。

手順1.まず最初に、プレーヤーの登録

クラウド型のサービスなので、サイネージのプレーヤー端末(STB)と、サイネージCMS(クラウド)とを括り付ける作業がいります。

この括り付け作業は、一度括り付けてしまえば良いです(初期設定の作業です)。

すでにサイネージと括り付け済みでしたら、てあるならば、「2.」に進みます。

以下は、プレーヤーとサイネージCMSとを括り付ける作業です。

[1]まずはCMSにログインして「登録キー」をメモする

@サイネージのCMSへログインする。

※CMSのURLとIDとパスワードは、契約したらメールで案内されます。

Aログインしたら、上の黒いバーにある [プレーヤー] を押す

B「+▼」⇒フォルダー... を押す

Cフォルダーを作る(名前は適当。とりあえずサイネージを京都店に置くので「京都店」とでも)

D「京都店」フォルダができるので、入る

E「+▼」⇒プレーヤー を押す。

Fプレーヤーの名前を適当につける。とりあえず「京都1号機」とする。

G数字で書かれた 登録キー をメモする

H「保存して閉じる」を押す。

一旦、CMSはこのまま放置で・・・。

 

[2]登録キーをSTBに登録する

今度はサイネージのSTB(端末)で設定します。

最初は、サイネージの画面を見ながらCMSの操作をするとわかりやすいので、できれば、無線でつながるノートパソコンでCMSを操作して、サイネージ画面の様子とを比べながら作業をした方がいいです。

@STB(サイネージのプレーヤー)端末を起動する。

Aアプリを起動する。

ひかりBOXだと「サイネージ」アプリを起動。もし、アプリが入っていなければ、「アプリを探す」から「サイネージ3」を探して入れる。

Windowsだとアプリをダウンロードする。

詳しくは、このページの「セットアップ・サポート」にそれぞれのSTBのセットアップ方法が書かれているので、確認する。ちなみに、自動起動や、万が一他のアプリで隠れてしまったときに定期的に最前面に表示する設定(アプリでの設定)や、HDMIとの連携をOFFにする設定、時刻合わせ(STBの設定)など、サイネージとして運用するためにいろいろとやっておいた方がいい設定があります。

https://www.hikarisignage.net/online_manual/v3/

B「サイネージ」を起動すると、登録キーを入れる画面となるので、さっきメモした登録キーを入力する

CひかりBOXをプレーヤーに使う場合は、SDカードを使う必要がある。

最初の登録キーの設定と同時に「SDカードを使う」に設定する。ここで「使う」に設定し忘れると、次から変更できなくなるので注意。

Dタイトル画面がでるので、とりあえず、そのまま放置・・・。

 

手順2.コンテンツを登録する

またひかりサイネージのCMSに戻って・・・

@コンテンツを登録する。(画像でも動画でもWebページでもよいです)

 上の黒いバーにある [コンテンツ] を押す

A「ホーム」というフォルダがあるので、それを選んで「+▼」をおす。

 そして「フォルダー...」を押して、コンテンツを保存するフォルダーを作成します。

Bフォルダー名は、任意で良いです。

 今回は「2021年春の京都」系のコンテンツを置くので、「2021年春の京都」という名前のフォルダを作ってみます。

Cいま作ったフォルダに入る。

「+▼」を押すと、コンテンツ(静止画または動画)、コンテンツ(Webページ)、コンテンツ(プレイリスト)と表示される。

ここでは、コンテンツ(静止画または動画)を選んでみる。

Dいきなり、ファイルを選ぶウインドウが開くので、画像ファイルなどを選ぶ。

◆いきなり言われても、画像ファイルなんて持ってないぜ、という人は、こちら(無料素材)から適当にダウンロードして使ってください。

Eコンテンツ(画像または動画ファイル)がアップロードされました。

 

先ほど作った「2021年春の京都」フォルダの中に、画像ファイルが追加されました。とりあえず、複数のコンテンツを登録します。

手順3.プレイリストを作る

プレイリストは、コンテンツを再生する順番に記載したリストです。

 

ひかりサイネージのCMSで・・・

 

@上の黒いバーにある [コンテンツ] を押して、「2021年春の京都」に入る。

Aプレイリストを作ります。

 「+▼」を押すと、コンテンツ(静止画または動画)、コンテンツ(Webページ)、コンテンツ(プレイリスト)と表示される。

 とりあえず、コンテンツ(プレイリスト)を選んでみる。

 プレイリストというのは、コンテンツをどんな順番で再生するかというリスト。詰め合わせパックのようなもの。

 「2021年春の京都のプレイリスト」という名前にでもしておきます。

Bプレイリストにコンテンツを追加します。

 「プレイリストアイテム」という文字があるのでクリックします。

 そうすると、なにやら左にフォルダ構成のような画面が開く。

 「2021年春の京都」フォルダの中に、先ほどアップロードしたコンテンツがあるので、それを選ぶ。

 わかりにくいけど、「+」のボタンを押すと、プレイリストに追加される。

 再生時間などを設定する(動画は設定できないはず)

Cとりあえず、いくつかのコンテンツが入ったプレイリストができれば、ひとまずOKです。

 「保存して閉じる」を押す。

手順4.プレーヤーに「プレイリスト」を設定

ひかりサイネージのCMSで・・・

@上の黒いバーにある [プレーヤー] を押す。

A「京都店」のフォルダにある「京都1号機」を押す。

B「デフォルトプレイリスト」と書かれて選べるボタンがあるので、これを押して、先ほど作った

 「2021年春の京都」フォルダの中にある「2021年春の京都のプレイリスト」を選びます。

 

これで、OKです。

京都1号機」の画面に、先ほど作ったプレイリストの順番でコンテンツが再生されます。

すぐに再生されず、だいたい10分ぐらいしてから表示されます。(Android系は、配信ボタンを押しても即時更新されない仕様)

待ちきれない場合は、プレーヤー(STB)でメニューを押して、「設定」を選んで「同期を開始」を押すと、比較的すぐに更新されます。

 

◆ちなみに、プレーヤーに「プログラム」がなにも設定されていない時は、設定した「プレイリスト」が再生されます。

プログラムが設定されていれば、「プログラム」の方が優先されます。

コンテンツがいつまでたっても再生されないときは、STBの電源を長押しして切断して、再起動すれば反映さます。

 

「タイムテーブル」と「プログラム」でもっといろいろな表示ができる。

「時間帯によって、表示させたいものが変わる」「時間帯と日によって、表示させたいものが変わる」ようなちょっと複雑なサイネージです。

 

 


レストランの場合・・・

例えば・・・平日は、

0:00〜7:00 は、【準備中】のプレイリストを表示

7:00〜10:00 は、【朝食モーニング】のプレイリストを表示

10:00〜14:00 は、【ランチメニュー】のプレイリストを表示

14:00〜16:00 は、【準備中】のプレイリストを表示

16:00〜22:00 は、【ディナーメニュー】のプレイリストを表示

22:00〜24:00 は、【準備中】のプレイリストを表示

土・日は、

0:00〜8:00 は、【準備中】のプレイリストを表示

8:00〜14:00 は、【モーニング&ランチ】のプレイリストを表示

14:00〜16:00 は、【土日カフェタイム】のプレイリストを表示

16:00〜22:00 は、【ディナーメニュー】のプレイリストを表示

22:00〜24:00 は、【準備中】のプレイリストを表示

と表示する場合を想定。

 


まずはコンテンツを登録して、それぞれのプレイリストを作成

静止画や動画のコンテンツも登録しておき、それぞれプレイリスト(上の場合は、6つのプレイリスト)を作っておきます。

 


タイムテーブル編集(いわゆる時間割)

上の黒いバーにある [タイムテーブルー] を押して、<新しいタイムテーブル>に、画面左下付近にある一覧画面から、プレイリスト(例えば【準備中】プレイリスト)を選択して、それぞれ開始時刻と終了時刻を設定して「オートプレイに追加」をすることでタイムテーブルが出来上がります。

※「オンデマンドに追加」にすると、デジタルサイネージのような表示ではなく、コンテンツプレーヤーのように、画面タッチでコンテンツを選ぶスタイルとなります。通常はオートプレイにしておいて、タッチして、メニューを表示してコンテンツを選んで再生する、という使い方もできます。タッチパネルじゃなければ、「オンデマンドに追加」はする必要はありません。

 

タイムテーブルは、レストランの平日・土日で、別のタイムテーブルなので、2つ作っておきます。例えば「レストラン(平日)」「レストラン(土日)」という名前にでもしておきますか。

 

 


プログラム編集(いわゆるカレンダー)

タイムテーブルができれば、そのあとは「プログラム」の設定をします。

(タイムテーブルを作っただけでは、プレーヤーに配信できないので・・・要注意です)

@上の黒いバーにある [プログラム] を押します。

プログラムはいわば「カレンダー」です。何月何日に、どのタイムテーブルを用いるかを決めます。

A平日には「レストラン(平日)」タイムテーブルを、 土日祝には「レストラン(土日)」タイムテーブルを設定しておきます。

レストランなので、プログラム名は「レストランのプログラム」とでもしておきますか。

ちなみに、設定をし忘れた日は、何も表示されないのでご注意を(何も表示されない?!と思ったら、プログラムで設定していない日だった、あるある)

 


プレーヤーにプログラムを設定

プログラムができれば、そのあとは「プレーヤー」に登録します。

@上の黒いバーにある [プレーヤー] を押します。

A「京都店」のフォルダにある「京都1号機」の チェックボックス を選ぶ(これを忘れがち)

B「配信▼」を押す。(正直、これもわかりにくい)

C「プログラム設定...」を押す。

D先ほど作った「レストランのプログラム」を設定します。

しばらくすると、今日の今の時刻にあったプレイリストが、「京都1号機」のサイネージ画面に表示されます。

例えば土曜日の15:00だと【土日カフェタイム】のプレイリストのコンテンツが再生されます。

 


 

その他、複雑な運用も可能ですが、基本は、上記の2パターンさえ覚えてしまえば楽勝です。

命名規則や、運用計画などを事前に決めておいた方が、あとあと楽になりますが、そもそもどのような運用をするを初めから決まっていない場合も多いとおもいます。その時は、運用しながら考えていくのもありかと思います。